しばらくはお菓子作りかもしれません


パンケーキ

薬剤師は向いている?お菓子作り

お菓子作りって、少し薬剤師の仕事がよぎる部分があります。
食事を作るときは調味料などを目分量で入れても大きな失敗をすることはほとんどありませんが、お菓子の場合は多少の狂いで台無しになる可能性があるところなどです。
薬剤師は量を厳密に計測することが求められますので、そういったところが共通しているなあといつも実感しています。

本屋さんに行くとお菓子作りのレシピ本は表紙のデザインも可愛らしいので、ついつい手に取って購入してしまいます。
購入を先延ばしにして、買いたくなったときに売り切れてしまったら買わなかったことを後悔するので、できるだけ興味が湧いたらすぐに買うように心がけています。
そのようにしていたところ、気が付いたらお菓子の書籍がたまってきてしまいました。

お菓子作りの失敗を防ぐ

お菓子作りの本というと、作り方の手順をときには写真つきで載せたレシピ本を思い浮かべます。
しかし、お菓子や料理作りは化学だといわれています。
ですから、どうしてパンケーキやスポンジ生地がふっくらとふくらむのか、材料を溶かすときにどうして湯せんが必要なのかなど、具体的な理由が頭に入っていると、失敗を防いでおいしいお菓子を作れる確率が飛躍的に高まります。

お菓子や料理作りを化学に例えるのは、決して私が薬剤師で理系女子だからというわけではありません。
お菓子を作る人なら、料理よりも分量の軽量を緻密に行うことがいかに仕上がりに影響するかお分かりいただけるでしょう。

何度のオーブンで何分間焼くという指示をお菓子のレシピでよく見かけますが、実際にその通りにやってみたのに、上手な焼きあがりにならなかったという経験を多くの方がしています。
計量を厳密に行わなければ、全く別物になってしまいます。
お菓子作りが一向に上達しないときには、どうしてそのようなレシピなのかということを説明した本を読むと、失敗する数が激減しますよ。

パンケーキやロールケーキがブームになりましたが、行列のできるお店に食べに行くだけでなく自分で手作りできたら、並ばずにいくらでも自宅で食べられるようになります。
友人や家族などにご馳走すれば、喜ばれそうですよね。
用意する食材が同じでも、コツを知っているだけで仕上がりに雲泥の差がつくものです。

お菓子作り教室よりいいことも

本格的にお菓子作りについて学びたいなら、教室に通ってプロに指導してもらうのが一番なのかもしれません。
しかし、お菓子作り教室に通っている友人は、分からないことがあっても聞きにくいということでした。
加熱したときなど時間が勝負なのに、作業の手を止めて質問することは難しいのでしょう。

どうしてそのようなひと手間が必要なのか、どうしてこの調味料をこのタイミングで加えるのかなどの疑問に思った部分は、書籍を読んだら理論的に確かめることができ納得できたということでした。
お菓子作りを極めたい方は、プロに教えてもらうだけでなく、書籍も役立ててみてはいかがでしょうか。
きっと、失敗知らずになれます。