あまり学生生活を堪能していなかったなぁ

教習所にも通えない忙しさ

夢の薬剤師になるため、学生時代にはあまり大学生らしい遊びなどをしてきませんでした。
実習レポートなどがとても多かったのですが、社会人になった現在の方が逆にやりたいことを積極的にできています。

例えば、薬学系大学に入って少し経つと、もう自動車の教習所に通うことは困難になってしまいます。
私が自動車の運転免許証を取得できたのは、薬剤師になってからでした。

免許証がないと身分証明書の提示を求められたとき、なにかと不便なんですよね。
これから薬剤師を目指して薬学系大学に入学するという学生の方は、まだ授業が本格始動する前に教習所に通い始めた方がいいですよ。

アルバイトも難しい

学生時代のアルバイトは家庭教師をしていましたが、理由は時給がいいことだけでなく、1週間にあまり多くの時間をさけない一因でした。
家庭教師は、一人の生徒さんが1週間に1回程度です。

他の学部の学生は、アルバイトをたくさんしていて単位を落としそうだという話まで耳にしたことがありました。
私たちが学生の時代は世の中が不景気でしたので、地元が遠方の学生は寮生活や一人暮らしをしていると、親御さんからの仕送りが少ないのでアルバイトをしなければやっていけないという人が多数いました。

大学生のアルバイトというと、世間では遊ぶためのお金を稼いでいると思われがちですが、景気が悪いと学生の負担も大変なものです。
学校を無事に卒業するためのアルバイトですから、好きなことにさく時間があまり持てなかったようです。

やりたいことを叶える資金

国家試験に合格し、学校を無事に卒業して薬剤師になれたので、現在は好きなことを自由時できるようになりました。
薬剤師は他の職業に比べても、高めの収入が得られますので、好きなことをやる資金を貯めることも可能です。

薬学系の大学は他の学部に進学するより、高い授業料がかかってしまいます。
1年あたりの授業料を比較しただけでも高めなのに、4年ではなく6年間も通い続けるのですから、両親に経済的な負担をかけてしまいました。

薬剤師になって成し遂げたことの1つは、学費というわけではないのですが、お小遣いとして返していけることです。
生活するだけでギリギリの収入では、親に恩返しをしたくてもするゆとりが持てません。
晴れて薬剤師になり仕事ができているからこそ、親を少しは安心させられているのではないかと思っています。

自分のやりたいことを叶えることも大切なのですが、両親がまだ元気で動ける時間は私より短いと思いますので、できたら旅行をプレゼントできたらと予定しています。
世界一周旅行といいたいところですが、そこまではさすがに難しいので、本人たちのリクエストを聞きながらプランを練っています。