海外旅行で準備しておきたい市販薬


アメリカの国旗

海外旅行時では保険頼みは危険

海外旅行をするときには、旅行代理店やクレジットカード会社からの医療保険に加入する人がほとんどではないかと思います。
日本国内では怪我や病気になったときには健康保険を適用して治療を受けることができますが、海外においては医療制度が全く異なるため、全く同じように治療を受けることができるとは限りません。

例えばアメリカにおいては治療や診療は基本的に民間の保険会社への加入をすることで負担を受けることができるようになっており、無保険の人は実費で医療費を支払わないといけません。
無保険で受ける医療費は非常に高額となってしまうので、ほんのちょっとした怪我や風邪で数十万円の請求が来るなんていうこともざらです。

そこで旅先での怪我や病気で高額の請求がないようにあらかじめ保険に加入をすることになるわけですが、この保険が適用されるからといって完全に補償があるかというとそういうわけではありません。
海外においては当然その土地で多く暮らしている人種や体質の人を前提に医療技術が備えられていますので、同じように診療を受けても体に合わないということもあります。

特に内服薬においては適正な量であるかどうかの判断が難しく、かえって副作用を起こしてしまう可能性もあります。
ただでさえ海外というのは水が合わず体調を崩してしまいがちですので、あらかじめ掛かる可能性の高い病気にそなえられる市販薬を持っていくのが賢い選択です。

海外でよくある怪我・病気

海外旅行をしたときに非常によくある体調トラブルとして胃腸炎があります。
東南アジアなど衛生面に問題のある環境での料理を食べたという時はもちろんのこと、ヨーロッパやアメリカといった地域でも体質にあわない食材によって腹痛を起こしてしまう人はたくさんいるのです。

ですのでまず胃腸炎に対応できる薬をいくつか持っていくのがよいでしょう。
もう一つ意外によくあるのが日焼けや虫刺されによる肌のトラブルです。
日本でも紫外線は厳しく差し込んできますが、海外においてはついつい開放的になってしまうことや気候が違って体感温度が違うので対策がしづらいという問題があります。

気がついたら日焼けや虫刺されで肌が真っ赤になってしまっていたということもありますので、皮膚炎によく効く塗り薬も一つ携帯しておくとよいでしょう。
またリゾート地で海に入る場合にはクラゲなど刺す生物がいたりするので、外出先にも忘れず持ち歩くようにしたいところです。

怪我も意外に多く、切り傷や擦り傷を現地でしてしまいそこで絆創膏やガーゼを求めることもよくあります。
しかし国によってはそうした医療用品が簡単に手に入らないようになっていたり、衛生面に問題があったりするので注意です。
簡単な怪我に対応できるよう、簡単な消毒薬やガーゼ、絆創膏も持って行ってください。